2021.07.27
丹波ワイン てぐみ35×鮑と水茄子 日本ワインペアリング
今回のペアリングは丹波ワイン てぐみ35 と蒸し鮑と水茄子の浅漬けです。
てぐみ35は京都産のぶどうを35品種使って造られるスパークリングワインです。醗酵による炭酸ガスを封じ込め、濾過せずに酵母も一緒に瓶詰していて、葡萄本来の複雑味と酵母のニュアンスが楽めるワインです。合わせる料理は蒸し鮑と水茄子の浅漬け。アワビの肝はオイスターソースを合わせてゼリー寄せにし、それぞれ生姜醤油で食べます。
◎ペアリング考察
このワインは華やかなフルーツの香りや金木犀のような花の香りを感じ、味わいは甘味、酸味、旨味、苦味、ミネラルが調和した複雑な味わいに、優しい泡が溶け込んでいます。酵母の濁りがあり、ネクターのような味わいもあります。まずは水茄子と合わせます。浅漬けの新鮮な青々しい味わいの茄子をワインが包み込みます。生野菜とワインは合わせづらいと思っていましたが、野菜のうまみをより引き立てるようです。
蒸し鮑と合わせます。海のミネラルを感じるアワビの味わいとワインのミネラル感が同調します。肝の癖や苦味も、複雑な味わいのワインが寄り添い、うまく調和します!肝にも合うワイン、最高です!
優しい泡と複雑な味わいで、どんな料理とも合わせやすいワインです!
今月限定の特別コース、ペアリングメニューの最初に提供しています!