2016.08.28
処暑 天地始めて粛し
ようやく暑さが収まり始めるころ、夏の気が落ち着き、万物があらたまる時期とされるそうです。
写真の魚は愛媛より届きました佐田岬の岬アジです。あまり耳慣れないかと思いますが、関アジと同じ豊予海峡の魚で、漁法は一緒です。大分県佐賀関で揚がれば関アジ、愛媛県佐田岬で揚がれば岬アジ、となります。
今回仕入れたものは重さ1キロ、体長50センチほどあります。
岬アジは、一本釣りの活〆、重さ300グラム以上など、そのほか厳しい審査を受けたものだけが岬アジとして出荷されます。
普通のマアジよりもかなり巨大ですが、旨みがぎっしり詰まっていて、しっかりと血抜きされているので生臭みもなく、歯ごたえがあり鮮度の良さが分かります。
なかなか毎回仕入れることはできませんが、お客様に瀬戸内の魚介のおいしさを伝えられるよう、仕入れ、鮮度にこだわっていきたいと思います。